同僚が見つけ、撮影した亀=松江市内
同僚が見つけ、撮影した亀=松江市内

 先日出社すると、同僚が「松江市内で朝、珍しい亀を見た」と騒いでいた。撮影した写真を見せてもらうと、確かに見たことのない亀が写っている。特定外来種のミシシッピアカミミガメにしては首に赤い線がないし、体長3、4センチと小さいのに甲羅が茶色い。アカミミガメならきれいな緑色のはず。鋭い爪があることから、「ひょっとしてカミツキガメでは」などと大騒ぎ。亀談議がしばらく続いた▼素人談議では種類を特定できず、出雲市の島根県立宍道湖自然館(ゴビウス)にメールで写真を送り、判定してもらった。しばらくして返事があり、「アカミミガメの類いと思われる」と。ペットとして飼われた個体が逃げ出したり、捨てられてしまったりした外来の亀に間違いないとのことだった▼同僚は道路を歩いていた亀を土手に避難させたものの「外来種なら放してはいけない」と思い直し容器や水を準備して引き返した。しかし見失い、捕まえることはできなかった、という▼以前、ゴビウスの亀博士に取材した際、「亀は長生きです。20年以上生きるので、最後まで飼う覚悟がない人は飼わないで」と強く言われたことを思い出した。飼育途中で持て余し、川などに捨てる行為が外来種がはびこる原因になっている、と▼外来種に限らない。テレビCMでもやっているが、安易なペット飼育は飼われる動物にとっても迷惑千万だ。心したい。(富)