【出雲】山陰中央新報文化センター松江、出雲両教室で水彩画講師を務める槙野良樹さんの受講生による合同作品展が出雲市西平田町のぎゃらりーHand&Handで開かれている。優しいタッチで描かれた花や風景画が来場者を楽しませている。23日まで。入場無料。
作品展は両教室と斐川環境学習センター教室の受講生計約30人が出品した。それぞれが槙野さんや別の受講生からのアドバイスを参考にして完成度を高め、今回は主に半年以内に手がけた近作46点を並べた。
作品はバラや桜、アジサイといった花のほか、平田地域の町並みを題材にしたものもある。いずれの作品も色彩が豊かで丁寧に描かれている。出雲教室で学ぶ出雲市下古志町、大場頼雄さん(74)は妻の古里、江津市桜江町の風景を描き、町を囲む緑の山が夏らしさを感じさせる。
出雲教室の受講生代表の出雲市荻杼町、米原秀作さん(74)は「同じ花でも描き方は人それぞれ。見る人の感性で個性の違いを感じ取ってほしい」と話した。
(藤原康平)