鳥取県庁
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 鳥取県が7日、新型コロナウイルスの感染者数が219人(6日確認分)で、前日の215人を上回り1日当たり最多となったと発表した。3日連続の200人台。感染力が強いオミクロン株変異型の置き換わりもあり拡大が止まらない。米子市内の事業所、大山町立大山西小学校の校外活動、大山きゃらぼく保育園でそれぞれクラスター(感染者集団)が発生した。

 保健所管内別の内訳は米子142人、鳥取41人、倉吉36人。3件のクラスターのうち、事業所は1日以降、従業員13人の陽性を確認。大山西小の校外活動では1日以降、学校関係者6人が感染。一部クラスを閉鎖している。保育園は3~5日に関係者11人の感染が確認され、5日から休園している。県内のクラスターは累計180件となった。

 このほか、倉吉市の厚生病院で職員1人が陽性。7日は鳥取市の中央病院で業務委託職員2人が感染が分かった。ともに診療に影響はないという。日野町役場本庁舎、琴浦町役場分庁舎でもそれぞれ職員が陽性。7日は境港市の保健相談センター職員1人の感染が分かったが、いずれも業務に支障はないとしている。

 関係者の感染を受けて米子市の住吉小学校、こたか保育園、倉吉市の成徳小学校、北栄町の北条小学校、南部町の会見小学校で一部学年、学級を閉鎖。米子市の米子養護学校では7日は一部学級で授業を切り上げ、8日は休みとした。

 県内ではオミクロン株変異型の置き換わりが6月下旬から進む。県のスクリーニング検査で「BA・4」または「BA・5」の疑いが、6月20~26日は199件中14件(7%)だったが、6月27日~7月3日は271件中135件(50%)に拡大。7月4~6日は132件中74件(56%)で、このうち57件は県西部で確認された。島根県のほか、海外や他県からも流入しており、市中でも感染の連鎖がみられるという。

 7日はゲノム解析の結果も公表し、県内で初めて「BA・5」が確認された。いずれも6月下旬に陽性となった検体13件で、地域別は西部10件、東部3件だった。

 平井伸治知事は定例会見で「今までになく感染しやすくなっている。予防をレベルアップしてほしい」とし、定期的な換気、消毒の徹底を求めた。

 県は同日、重複集計していたとして5日公表分の米子保健所管内の感染者1人を取り消した。県内の累計感染者数は1万7658人、7日午前0時時点の確保病床(350床)の使用率は10・3%、宿泊療養133人、自宅療養890人となった。重症者はいない。
 (藤井俊行、岸本久瑠人)