広島県は23日、同県北広島町内の医療機関で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。22日に確認された9人を含め計11人(入院患者4人、職員7人)の感染が判明したため。このうち1人が島根県在住の50代職員という。

 広島、島根両県によると、この職員は無症状で、22日に感染が判明した。島根県内の感染症指定医療機関に入院している。広島県から22日夜に連絡を受けた島根県が職員の接触者などを調べている。(新藤正春、中村成美)