護摩壇にちょうちんを投げ入れる福田快宥住住職(左)=出雲市斐川町阿宮、延命寺
護摩壇にちょうちんを投げ入れる福田快宥住住職(左)=出雲市斐川町阿宮、延命寺

 【出雲】古くなり、使わなくなったちょうちんに感謝を示す「提灯(ちょうちん)供養」が、出雲市斐川町阿宮の延命寺であった。

 出雲市内外の家庭から寄せられたちょうちん約800個を前に、福田快宥(かいゆう)住職(71)らが読経。主催する仏壇の原田(出雲市今市町北本町3丁目)の原田明成社長や地元住民らが見守る中、杉の葉を積み上げた護摩壇に福田住職や山伏が和紙や木で作られたちょうちんを次々と投げ入れた。

 約20人の参列者は炎が上がる護摩壇に向かって手を合わせ、ゆかりの故人をしのぶとともに家内安全や無病息災を願った。

 ちょうちんの供養は毎年開催し、28回目。

     (月森かな子)