出雲弁で帰省自粛を呼びかける島根県の広告
出雲弁で帰省自粛を呼びかける島根県の広告
石見弁で帰省自粛を呼びかける島根県の広告
石見弁で帰省自粛を呼びかける島根県の広告
出雲弁で帰省自粛を呼びかける島根県の広告 石見弁で帰省自粛を呼びかける島根県の広告

 新型コロナウイルスの「第4波」が全国的に猛威を振るう中、島根県が昨年に続き、方言を使って大型連休中の帰省自粛を呼びかける新聞広告を25日付で山陰中央新報に掲載した。県の担当者は「大切な人のためにもう少し我慢を」と求めた。

 広告は「まだ帰らんけん」「落ち着くまで待っとるけんね」、「まだ帰らんけぇ」「落ち着くまで待っとるけぇね」と、配達地域に分けて、それぞれ出雲弁と石見弁のメッセージを掲載。マスクなしで語り合える未来を一緒につくるため、離れて暮らす大切な人同士が収束後の再会を約束するストーリーを短文とともに、画面越しに指切りするイラストで表現した。

 県は昨年も大型連休期間中に、方言を使った帰省自粛広告を新聞に掲載。地元の言葉で優しく自粛を求めたことが共感を集め、地域活性化に貢献した広告を顕彰する「第15回全広連鈴木三郎助地域クリエイティブ大賞」の最優秀賞にも選ばれた。

 再び方言を使ったことについて、島根県広聴広報課の板垣譲次広報戦略グループリーダーは、第4波への懸念が広がる中「温かみがあり、受け止めやすいメッセージを届けたかった」と説明。昨年と比べて、ワクチン接種が始まるなど、コロナ抑制に前向きな動きもあり、県民には「広告を通じて、遠く離れて住む大切な人とお互いを思い、今はもう少し我慢し、ともに乗り越えていきましょうと呼びかけたい」と話した。