一反木綿と花火を表現した影絵で遊ぶ子ども(中央)=境港市大正町
一反木綿と花火を表現した影絵で遊ぶ子ども(中央)=境港市大正町

 【境港】境港市の観光スポット、水木しげるロードで21日夜、妖怪影絵の夏バージョンの投影が始まった。水木さんの作品に登場する鬼太郎や一反木綿といったキャラクターと盆踊りや花火の夏の風物詩を組み合わせた図柄で、子どもたちを楽しませている。9月30日まで。

 影絵は2018年のロード新装に合わせて市が導入し、夏バージョンは19年から公開している。

 投影場所は歩道上で、影絵約40カ所のうち9カ所が夏バージョン。盆踊りを楽しむ鬼太郎とねこ娘やスイカ割りをするねずみ男、花火と一反木綿といった夏らしさや、懐かしさが伝わる絵柄。

 日没とともに影絵は出現し、21日は午後8時前から県外の家族連れが訪れて夏の風物詩を満喫した。

 甲府市から家族4人で訪れた小学4年生、林正親君(9)は「初めて水木しげるロードに来て夜の影絵を見たが、楽しかった。日中も来てみたい」と笑顔で話した。

      (松本稔史)