出雲市大津町の出雲中央図書館で2日、第10回しまね小中学生新聞コンクール(山陰中央新報社主催、山陰中央新報会共催、イオンリテール協賛)の市内の小中学生の入賞作品と、それぞれの新聞のテーマにちなんだ図書の展示が始まった。黒田輝男館長は「同世代が書いた新聞を見て、気になることを本で調べ、夏休みの宿題に役立ててほしい」と話した。30日まで。
地域の話題や課題に関心を持ち、関連図書を手に取ってもらおうと、中央図書館を含む市立図書館が2020年度から年数回開いている企画展の一環。
21年度の小学1年生から中学3年生までが手がけた第10回コンクールの入賞作品は、13点を児童図書コーナーに展示。セミやシジミの生態、自治体ごとに異なるマンホールのふたの写真など、柔軟なテーマ設定で、個性が光る手作り新聞が目を楽しませる。
関連する「ファーブル昆虫記」「マンホール大百科」などの本や図録は、計185冊を図書館入り口に並べている。
9月1~29日にひかわ図書館(出雲市斐川町直江)でも展示する。 (平井優香)