島根大会で打率5割2分6厘、10打点をマークした岡海善
島根大会で打率5割2分6厘、10打点をマークした岡海善

 島根大会は持ち味の機動力を発揮し、ノーシードから頂点に立った。ここ一番での集中打も光る。甲子園で8強入りした実績がある伝統校が18年ぶりに大舞台に挑む。

 5試合で計19盗塁を成功させた機動力が武器。それぞれ5盗塁を決めた1番中野と3番波田、4盗塁の大井を中心に積極的な攻めで好機を広げ、得点につなげる。

 長打は多くないものの、しぶとい打撃で出塁する。1番中野は打率4割7分6厘と好調で、4番上田、チーム最高の打率5割2分6厘、10打点をマークした5番岡らでかえす。準決勝、決勝では初回に盗塁と連打で4点を挙げて主導権を握った。勢いに乗った攻撃でビッグイニングをつくる力がある。

 投手は、島根大会の3回戦以降、左腕波田と右腕森井の継投で勝ち上がった。波田は力強い球と変化球で三振を奪う。上から投げ下ろす森井は防御率0・75をマークし、安定した投球で試合をつくる。

 守備は、島根大会の1試合平均失策が1・6個とやや課題を残す。甲子園では継投を含めて手堅く守り、好機で確実に得点できるかどうかが勝利の鍵になる。 (小林竜大)

 

部長 松嶋 亮太

監督 家田 康大

            打 安 点振球犠盗  打率

 投 森井 空翔(3) 9 2 20010  .222

 捕 網本 竜喜(3)11 1 25101  .091

 一 上田 翔大(3)16 4 51510  .250

 二 小池 大翔(3)13 0 00010  .000

 三 中村 有佑(3)12 1 02220  .083

 遊 中野 拓実(3)2110 33115  .476

 左 重川 友志(3)10 2 12010  .200

○中 岡  海善(3)1910101212① .526

 右 大井 海音(3)12 4 32014  .333

 控 波田 瑛介(2)16 4 12705  .250

 〃 近堂 哲也(2) 1 1 10000  1.000

 〃 高木 和輝(3) 9 4 11301  .444

 〃 野津 敬心(3) 1 1 10000① 1.000

 〃 小前 陽楠(2) 4 1 01100  .250

 〃 大賀 翔太(2) 2 0 00000  .000

 〃 伊藤  城(1)------- ---

 〃 田村 健太(1) 6 3 00101  .500

 〃 石田 晴大(1)------- ---

           162 48 302023919  .296

      試 回  安 振 球 失責 防御率

   森 井524 1614 5 52 0.75

   波 田518 212014139 4.50

   近 堂1 3  4 3 3 22 6.00

 ※盗塁の後の○数字は本塁打数