レギュラーツアー通算13勝の成田美寿々が通算3アンダーの9位タイで終えた。けがにも悩まされて今季のシード権を失い、これがステップアップツアー初戦。パットの精彩を欠いた予選ラウンドから盛り返し「最終日のようなゴルフを自信を持ってやりたい」と復活への収穫を口にした。
1オーバーの31位タイでスタート。1番(パー5)で幸先良くバーディーを奪い、後半さらに三つスコアを伸ばした。ピンチでも次々とパーパットを沈め「ノーボギーで回れたのは大きかった」と振り返った。
けがに加えて考えとプレーが一致せず、ボールが当たる瞬間にフェースが別方向に向くなど「イップス気味だった」という昨季を乗り越え、「自分を追い込みすぎないでいる」という今季。10月で30歳を迎える実力者は初めて訪れた鳥取の地で「若い子に負けない気持ちで攻めのゴルフをしたい」と力強く前を向いた。
(原暁)