トヨタ自動車は8月24日、小型トラックの領域で自動運転や商用車版コネクティッドなどの開発を進めている新会社「コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ(CJPT)」から子会社の日野自動車を除名する、と発表した。

 CJPTは2021年3月、トヨタが80%、残りを日野といすゞが出資して発足。その後、スズキなども参画していたが、日野が保有する10%の株式をトヨタに譲渡する。

 日野が除名されるのは、同社のトラック向けエンジンの開発不正が拡大したことによる措置。トヨタの豊田章男社長は「(国内の自動車産業で働く)550万人の仲間として認められない状況にある」とのコメントを発表した。

 今回の日野の開発不正は、クルマの基本性能の一つであるエンジンに関するものであり、...