認可保育園の設置に営利企業が参入できるようになって約20年。2013年に待機児童対策が政府の目玉政策になると、保育園が急ピッチでつくられるようになった。保育市場は約3兆円といわれて「保育はもうかる」と次々と企業が参入した。

 認可保育園など公が認める保育施設を利用できる定員は13年の約229万人から21年に約302万人に増えた。当然、保育施設の数も急増。同様に、2万3711カ所から3万8666カ所へと増加した。保育バブルの波に乗ってスピード成長し、短期間のうちに株式を上場した企業も相次いでいる。

 ところが、新型コロナウイルスの感染拡大によって、保育ニーズが急減。コロナショックで失業した保護者が保育園の入園要件を満たせない、...