新型コロナウイルス禍、ロシアのウクライナ侵攻による資源高と中小企業を取り巻く経営環境は依然厳しい。

 ここにきて政府だけでなく、金融機関でもポストコロナを見据えた企業支援の重要性への認識が広がってきた。しかし、経済情勢の基本認識を改める必要があるかもしれない。

 それは、米景気後退リスクだ。米連邦準備制度理事会(FRB)は6月の連邦公開市場委員会(FOMC)で約27年ぶりに0・75%の大幅利上げに踏み切った。政策金利の誘導目標は1・5~1・75%だ。年末までに3・4%まで利上げを進めると予測している。

 4%近くまで利上げをしなければ、米国はインフレを抑え込めない。他方、急ピッチな利上げは景気の下押し圧力となる。米経済は景気減速どころか、景気後退にさえ、...