【益田】航空への理解を深めてもらおうと制定された「空の日」(9月20日)を記念したイベントがこのほど、益田市内田町の萩・石見空港であった。空港ロビーに展示されている組子のアート細工の制作者によるワークショップで、参加した親子連れが組子のコースターを作り、伝統工芸に触れた。
建具や組子製品などを製造する吉原木工所(浜田市三隅町室谷)の職人らを講師に招いた。参加者は組んだ木の間に曲げた小さな板をはめ込む細やかな作業で、基本的な図柄の「麻の葉」と「りんどう」の形に仕上げた。
松永空哉君(7)=益田市中須町=は「小さい板を曲げて組み立てるところが楽しかった。ジュースを飲むときに使いたい」と気に入った様子だった。
萩・石見空港では例年、空の日前後に多彩な催しを盛り込んだ「空港まつり」が開かれるが、新型コロナウイルス禍により3年連続で中止。今年は別々にイベントが実施されている。
(藤本ちあき)