サッカーJ1・G大阪のDF昌子源選手(29)=米子北高出=の名を冠した「昌子源カップ」が23日、雲南市大東町養賀の大東ふれあい運動場陸上競技場であった。8チームが熱戦を展開。サンパレス浜田フットボールクラブ(浜田市)が、塩町フットボールクラブ(広島県三次市)との決勝で、0-0からのPK戦を4-3で制して優勝した。
昌子選手の父・力(ちから)さん(58)と、大東ジュニアフットボールクラブ(JFC)の横山武志代表(60)の学生時代からの交流が縁で、2019年に始まり、4回目。
島根5チーム、広島2チーム、鳥取1チームが参加し、縦68メートル、横45メートルのコートで、1チーム当たり4試合(1試合30分)を実施した。子どもの自主性を育もうと、試合中のベンチに指導者は入らず、選手だけで戦い、選手同士の指示や声援が飛び交った。
相手チームの良かった点や改善点を伝え合うのも特徴で、会場に駆け付けた力さんは「ただ試合をやって終わるのではなく、新たな発見を持って帰ってもらいたい」と願いを話した。
大東JFCの山崎里桜(りお)主将(12)は「『トラップをした方がいい』などの指摘を今後に生かしたい」と話し、横山さんは「試合を重ねるごとに選手の声がよく聞こえるようになった」と大会を振り返った。(山本泰平)