知夫村の知夫小中学校中学部と松江市殿町の山陰中央新報社をオンラインで結んだ新聞教室が25日、あった。学校にいる1年生6人がタブレットの画面を通して、新聞社の講師から新聞作りの基本を習った。生徒は今後、職業に関する調べ学習の成果を新聞にする。
講師を務めた山陰中央新報社の清水由紀子NIE担当は過去の紙面を画面に示し、新聞は歴史を記録するメディアであることを説明。「調べたことのうち、人に伝えたいこと、自分の心が動いたことを新聞にして残そう」と呼びかけた。
見出し、リードと本文の役割、取材や記事執筆、見出しを付ける際に役立つ5W1Hの要素も解説した。
生徒は新聞から答えを探すクイズにも挑戦。1面から最終面まで楽しみながら目を通した。記事や紙面構成を踏まえ、1面から見出しとリードに目を通し、気になった記事は本文までしっかり読むという、新聞を上手に読むこつも学んだ。
萬萌衣(よろずもえ)さん(12)は「普段は新聞を見なかったけど、これからは習ったことを生かして読んでみたい。自分もいい新聞を作りたい」と話した。