初水揚げされた松葉ガニ=鳥取市賀露町西4丁目、鳥取港
初水揚げされた松葉ガニ=鳥取市賀露町西4丁目、鳥取港

 山陰の冬の味覚を代表する松葉ガニ(ズワイガニの雄)が7日、鳥取県内3港で今季初めて水揚げされ、初競りがあった。県の最高級ブランド「五輝星(いつきぼし)」には過去最多の約70匹が認定され、最高額は鳥取港の1匹100万円となり昨年を10万円上回った。漁期は3月20日まで。

 富山県以西の日本海で漁が解禁された6日以降、島根県隠岐諸島周辺などで操業した漁船23隻が鳥取、網代、境の各港に入港した。

 3港の初水揚げ量は計14・1トン余りで、前年比で61%増えた。水揚げ額は総額1億2066万5千円となり、同比45%増だった。1キロ当たりの単価は10%安い8544円。いずれも前年より入港隻数が7隻多かった影響とみられる。

 甲羅幅13・5センチ以上、重さ1・2キロ以上などの基準を満たす「五輝星」は、2015年のブランド化以降、初競りでの認定数は過去最高だった19年の18匹を大幅に更新した。最高額となった鳥取港のカニは甲羅幅14・9センチ、重さ1・35キロで、地元の網浜水産が落札した。


 資源保護に向け、鳥取県に配分された漁獲量は今季796トンで、前年比6・4%減って過去最低。県漁協の船本源司副組合長は「うま味を逃がさない蒸し焼きがお薦めだ」と話した。
     (岸本久瑠人)