秋の実りに感謝する献穀祭を執り行う神職=出雲市大社町杵築東、出雲大社
秋の実りに感謝する献穀祭を執り行う神職=出雲市大社町杵築東、出雲大社

 出雲市大社町杵築東の出雲大社で23日、秋の実りに感謝する献穀(けんこく)祭が営まれた。2月の祈穀(きこく)祭や5月の例祭と並ぶ出雲大社の三大祭の一つ。約130人が参列し、神職とともに祈りをささげた。

 千家尊祐宮司が斎主を務め、米や酒、魚、野菜など海、山、川の幸を供膳(きょうぜん)に載せて神前に供える「献饌(けんせん)の儀」が執り行われた後、祝詞が奏上された。楼門付近で巫女(みこ)神楽の奉納があり、参列者が玉串をささげた。

 今年は3年ぶりに参列者が招かれた。雨が降る中、多くの参拝者も祭事を見守った。   (佐野翔一)