年末年始の帰省客と出迎えの家族でにぎわう米子空港の到着ロビー(資料)
年末年始の帰省客と出迎えの家族でにぎわう米子空港の到着ロビー(資料)

 読者の皆さんから、身近なテーマについて意見を募り、山陰中央新報とSデジに掲載する「さんコメ!」。「年末年始の過ごし方」に、たくさんの投稿をありがとうございました。Sデジではすべての投稿と記者の雑感を掲載していますので、お楽しみください。(かっこ内はペンネーム。内容は一部要約・編集しています)

 1、今回の年末年始はきっと仕事ざんまいです。シフト制の仕事のため、希望を出せば少しは休むこともできるけれど、年明けに休みをもらっていて遊びに行く予定にしています。しっかり働いて遊ぶお金を稼ぎます。(モンブラン)

年の瀬の買い物でにぎわうスーパーマーケット(資料)

 2、子どもが小さい時はクリスマスのイベントや年末年始の行事、大掃除も家族でわいわいやっていたのに、社会人になると友達や恋人と一緒に過ごすようになり、家族がそろう事はめったにありません。ここ数年はこれといって何もせず、大掃除も適当にすませてます。普段から仕事や家事に追われ、子どもの面倒から解放された今、何もしないクリスマスや年末年始は、自分の時間がもらえる「ごほうび」の時間と捉えています。ちょっと都合が良すぎるかしら?

 3、両親が亡くなって、私1人になった。お正月は1人だから、年始のあいさつは誰も来ないと思っていたが違った。朝早くから仏さんをお参りに来る人が何人もいる。身支度をして年始のお客さまを待たねばならない。いつになれば寝正月ができるのかな。(ドルチェ)

 4、年末年始、家族は自宅で過ごす中、私は1人暮らしの母を訪ね一緒に年越しし、元旦に地元の神社と寺にお参りに行きます。平常と何も変わらないのですが、母が1人で新年を迎えるのも寂しいかなと思い、恒例にしています。

 5、例年、年末は大掃除や年賀状作りをします。ただ今年は、夏と秋に家族が新型コロナウイルスにかかり、家中の消毒と掃除をしたので、大掃除はしないつもりです。私は今年、2回手術をして時間があったので、療養中に自分の年賀状は完成。あとは、家族のを作るだけです!(やっこ)

しまね海洋館アクアスで写真撮影を楽しむ家族連れ(資料)

 6、30年以上同居していた義理の母が亡くなりました。生前は義母の目を気にし、障子張りから家中の大掃除、餅つき、三段重のおせち作りなどを、フルタイムで働きながらこなしてきました。今年は喪中で、餅つきもおせちづくりもなし。なぜか障子もきれい。年末年始は初めて温泉宿で過ごします。(みかんではなくてリンゴ)

 7、年末年始はいつも、主人の古里、大阪に帰省していました。でもここ数年は新型コロナウイルス禍なので、地元で過ごしてます。年末はおせちの数種類、黒豆や田作り、卵焼きなど簡単なものを作り、家族で食べます。録画していたドラマなど見ながら、ゆるく過ごします。(リンドウ)

 8、義理の父母や子どもたちが家にいてにぎやかだった頃は、28日にお餅をつき31日に義母とおせちの用意をして、NHK紅白歌合戦を見ながら、ゆっくりと過ごしました。年始はおとそと煎茶をいただいた後、雑煮を作っていました。昭和の年末年始です。
 現在は夫と2人きり(わんこもいます)なので、高級感あるおせちを購入しています。作るのは黒豆と紅白なますくらいです。
 息子や娘たちの帰省もギリギリにならないとわからず、料理にとても気をもんでいます。少しでもおいしい物を食べさせてやりたいと思ってますが、親の心子知らずですね。(雲南のおばあちゃん)

 9、夫が年賀状配達の仕事をしているため、年末年始は毎年、普段と特に変わらない、ただの休日です。夫が連続勤務なところで私は実家に帰りにくいので、いつも年始に帰省。正月は早くから起きざるをえませんが、さすがに朝が早すぎるので雑煮、おせちは食べておいてもらいます。その後は暇なので、掃除をしたり大量の新聞を読んだりして過ごします。去年は大雪で雪かきに明け暮れていましたが、今年はそうならないことを願いたいものです。(にんにん)

自ら描いた年賀状を手にする子どもたち(資料)

 10、年末年始は親族の集まりが必須でしたが、おじおばとの会話の中で、進学や就職といった私生活の通知表をもらっているようで、お年玉をもらえる以上に参加したくない思いが強かったです。結婚し、子どもが生まれ、やっと「一人前」として認められた風潮がありますが、いまだに親戚の集まりは敬遠しがちです。(這い上がれ!)

 11、わが家は子ども、孫が勢ぞろいします。お正月の3日は出雲大社へ詣でます。反省したり「今年はこんな行事があるね」、などと話します。みんなが元気で過ごせた事に感謝する年末です。

 12、年始は今年の目標を立て、年末にそれを振り返ります。1年あっという間だったなと振り返りながら、しみじみする毎年恒例の時間です。(ナッツ)

 13、数年前から何もせずにボーっと過ごしています。年末の大掃除も適当、おせちなんて作っても誰も食べないから、いつも通りの食卓に。ただ、孫や親戚の子どもたちへのお年玉だけは、きちんと用意しておきます。渡した時の笑顔は前年に頑張った私へのごほうびで、新年を迎える縁起にもなっています。
 

記者雑感 

 大掃除、おせちづくり、親戚へのあいさつなど入り用が多い年末年始。新型コロナウイルス禍で帰省を取りやめる、という投稿があったほかは、毎年変わらない生活を皆さん送っているのだな、と感じました。
 年末年始は親戚に会う機会が多いです。自身やパートナーとの親、きょうだいとの関係は大切にしたいですが大変ですよね。
 記者が実家にいた頃、正月は年始のあいさつに回るのが恒例でした。ただ、父方には家族全員で回ったのに、母方に行くときは父は同行せず。幼い頃は不思議に思っていました。今は父の気持ちも分かる分、年始からなんとも言えない気持ちになります。 (担当記者)
 

次回テーマ「年賀状」

 次回のテーマは「年賀状」です。新年のあいさつの手段として定番ですが、若年層を中心にメールやSNS(交流サイト)で済ませる人が増えました。コミュニケーション手段が発達した現代では不要論や子どもの写真を載せることへの賛否の声も聞きます。
 コメントをツイッターとLINEで募ります。ツイッターは「 #さんコメ 」をつけて、つぶやいてください! 匿名OK。ペンネームがあるとうれしいです。1月上旬に特集を組みます。