JR木次線のトロッコ列車「奥出雲おろち号」は今季の運行を終え、来季がラストランとなる。20年以上走り続け、車両が老朽化した。スピード化の時代に、牧歌的な沿線風景を生かし観光振興につなげた手法はローカル線の可能性を感じさせた半面、鉄路に縛られるがゆえ限界もあった。1年半後、観光列...