島根を舞台に昨年放送した青春ドラマの第2弾「しまねがドラマになるなんて!リターンズ」(企画制作・島根県、TSKさんいん中央テレビ、山陰中央新報社、読売広告社)が26~28日に放送される。前作から引き続き出演する林裕太さん(22)に島根の印象やドラマの見どころを聞いた。
出雲大社や海鮮といった漠然としたイメージを持ちながら、昨年の撮影で初めて島根を訪れた。宍道湖に行くことが多く、空がきれいで東京とは違った環境が楽しかった。
1年ぶりの島根で最初に行ったのが宍道湖。変わらない風景に安心した。撮影中は島根の人と話す機会が多いが、話していて落ち着く。出雲弁は柔らかい雰囲気を持っていると感じた。「何しとるだぁ」というせりふが印象に残っている。
前作は進路に悩む高校生を演じた。実家から長い時間歩いて高校に通って、友達としゃべって、部活をして帰宅する。その情景が思い浮かび、島根での高校生活が想像できた。
そのとき演じた「出雲陽人」がどういう職業を選んだのかが気になっていた。台本をもらって教師になったことを知り、しっくりきたまま役を演じられた。
昨年の撮影を機に、隠岐達也役の平木幹太さん(22)と石見真之介役の椿原慧さん(19)とはプライベートでも遊びに行くようになった。前回とは違った3人の関係性があって現場を楽しめた。今回は、お笑いがテーマにあり、撮影外でもコントなどをして盛り上がった。
面白さをパワーアップした作品になっている。主役の2人に注目しながら、高校生だった3人がどう成長したかを見届けてほしい。
(聞き手は政経部・青山和佳乃)
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「しまねがドラマになるなんて!リターンズ」 1話6分、全3回。前作から6年後の世界で、お笑いコンビを組む高校生が主人公。進路に迷いながら、古里の魅力に改めて気付いていく姿を描く。第1夜「島根をかける少女」は26日午後9時48分から、TSKさんいん中央テレビで放送。 はやし・ゆうた 東京都出身。2020年に俳優として活動スタート。21年、映画「草の響き」に出演し注目を集める。主な出演作は映画「少年と戦車」「間借り屋の恋」「少女は卒業しない」「ロストサマー」、ドラマ「特捜9」「家政夫のミタゾノ」など。
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「しまねがドラマになるなんて!リターンズ」公式サイト
→ https://tsk-tv.com/shimadora/