塚田秀典監督(左)に指導を受けながら、打撃練習に取り組む部員たち=松江市西津田9丁目、西津田運動公
塚田秀典監督(左)に指導を受けながら、打撃練習に取り組む部員たち=松江市西津田9丁目、西津田運動公

 私立開星中学校(松江市西津田9丁目)が今春創部した島根県内の中学校では初となる硬式野球部が活動を始めた。入部した1年生11人が秋の1年生大会を目指し、プロ野球・楽天のブルペン捕手だった塚田秀典監督(45)の指導を受けながら技術を磨いている。
 入学式直後の4月上旬に練習を開始。部員の中には、松江市のほか出雲市、安来市、鳥取県大山町からの通学者もいるという。現在は、棒状の竹を使った体幹トレーニングやさまざまな距離でのキャッチボール、ノックといった体力づくりや基本的な技術の習得に時間を割いている。塚田監督は「今は体づくりを中心に取り組み、最後まで楽しく野球をやり遂げる体力や精神力を身に付けさせたい」と狙いを話す。
 部員たちも意欲的に練習に取り組んでおり、渋谷昴大君(12)は「高いレベルで野球を教わりたくて入部した。走攻守そろった選手になれるように練習したい」、勝部翔哉君(12)は「軟式と硬式の体の使い方は全然違うので早い段階から教わるのは有利。練習はきついが、楽しい」と笑顔で話した。
 硬式野球をする中学生は、クラブチームで活動することが多く、硬式野球部がある中学校は全国的にも珍しい。開星中学校は、硬式に触れることで高校野球に順応しやすくするとともに、中高一貫校の特徴を生かし、高校の指導者にも教わる機会も設け、レベルアップにつなげようと創部した。
(景山達登)