宍道湖に面したエグゼクティブツインルーム=松江市千鳥町、ホテル一畑
宍道湖に面したエグゼクティブツインルーム=松江市千鳥町、ホテル一畑

 老朽化した本館の建て替えで、建設が進められていたホテル一畑(松江市千鳥町)の新館が完成し、13日に内覧会があった。16日のオープンに先立ち、関係者約130人が宍道湖の景観を生かした真新しい施設を見学した。

 新館は鉄筋コンクリート6階建て。旧東館(14室)に連結する新館の客室は118室で、3~6階に目玉となる窓側浴室付きで宍道湖を眺望できる「エグゼクティブツイン」を1室ずつ配置した。

 2階には山陰最大級の大宴会場のほか、目の前で調理を楽しめるライブキッチンを備えたレストランがある。

 内覧会の後、記者会見したグループ持ち株会社の一畑電気鉄道(同市中原町)の足達明彦社長は「コロナ禍で厳しい船出となるが、まずは地元の方に何度でも来てもらえるよう運営していきたい」と述べた。

 ホテル一畑の錦織祐作社長は「客室の配置は宍道湖の恩恵を十分に届けられるようにした。景色を存分に楽しんでほしい」と魅力をアピールした。(藤本ちあき)