棚田をテーマとした黄緑色の列車=雲南市木次町里方(木次線利活用推進協議会提供)
棚田をテーマとした黄緑色の列車=雲南市木次町里方(木次線利活用推進協議会提供)
神話・斐伊川をテーマとした水色の列車=雲南市木次町里方
神話・斐伊川をテーマとした水色の列車=雲南市木次町里方
桜をテーマとしたピンク色の列車=雲南市木次町里方
桜をテーマとしたピンク色の列車=雲南市木次町里方
たたらをテーマとした灰色の列車(神話をテーマにした列車と2両編成時)=雲南市木次町里方
たたらをテーマとした灰色の列車(神話をテーマにした列車と2両編成時)=雲南市木次町里方
棚田をテーマとした黄緑色の列車=雲南市木次町里方(木次線利活用推進協議会提供)
神話・斐伊川をテーマとした水色の列車=雲南市木次町里方
桜をテーマとしたピンク色の列車=雲南市木次町里方
たたらをテーマとした灰色の列車(神話をテーマにした列車と2両編成時)=雲南市木次町里方

※アプリをご利用の方は写真をタップし、左にずらすと全種類のラッピングバスの写真をご覧になれます。

 1月にJR木次線で沿線をPRする4種類のラッピング列車が走り始め、事業を手がける木次線利活用推進協議会(会長・石飛厚志雲南市長)が各車両の愛称を募集している。列車の認知度を高め利用増につなげたい考え。募集は28日までで、優秀作品の応募者には記念品として、木次線オリジナルグッズを贈る。

 4両あるラッピング車両は全て下半分が基調カラーの黄色で塗装。上半分は色を変え、桜のピンク色▽神話の水色▽たたら製鉄の灰色▽棚田の黄緑色-とイメージカラーをあしらい、沿線の観光資源を表現する。

 各車両で愛称を募集するが、4種類全体での統一感も審査ポイントとなる。審査方法、発表時期は関係機関で調整中だが、沿線4市町などでつくる協議会内の審査で案を絞り、その後の投票などで広く意見を反映させる見通し。記念品はトートバッグを予定する。

 10日は沿線の雲南、奥出雲2市町の職員らが木次線4駅で愛称募集のチラシを計約100人に配りPR。雲南市木次町里方の木次駅では、同市の石飛厚志市長も参加し列車通学の学生らに手渡した。

 三刀屋高校3年の万田帆南さん(18)は「木次線が衰退していると聞いている。愛称を考えることで力になれたらいい」と話した。

 石飛市長は「ラッピングと愛称がPRに広がりを生み、利活用促進につながればうれしい」と期待。独創的でわくわくするアイデアを求めた。

 応募する愛称にした理由や木次線への思い、氏名、住所などを専用用紙に記入し郵便かFAX、メールで雲南市観光振興課に送る。用紙は沿線自治体(松江市、雲南市、奥出雲町、広島県庄原市)の庁舎や木次駅、出雲大東駅、出雲横田駅、出雲三成駅などに設置し、専用フォームでも応募可能。問い合わせは雲南市観光振興課、電話0854(40)1054。

 (山本泰平)