藤井聡太王将(五冠)に羽生善治九段が挑む将棋界の夢の対局が、大田市三瓶町の国民宿舎さんべ荘で開かれるのを前に、地元飲食店が特別メニューを創作するなど開催ムードを盛り上げている。勝負飯の品書きの一つに予定される「大田の大あなご」を使い、日本中の将棋ファンの視線が集まる好機を逃すまいと特産品アピールに熱がこもる。
両雄が激突するのは25、26両日の王将戦7番勝負第5局。両対局者2勝2敗のタイで迎える。
さんべ荘の近くで1年前に開店した弁当・総菜の店「ふくしま屋」では、店を切り盛りする福島文さん(59)が、ボリューム満点の三瓶米の王将おにぎりセットを考えた。
ノリで「王」と表現。おにぎり2個にアナゴの甘辛天ぷらと三瓶の放牧牛のしぐれ煮、...