弾き初め会で琴と尺八を奏でる清音会石橋社中のメンバーら=松江市西茶町、松江ニューアーバンホテル
弾き初め会で琴と尺八を奏でる清音会石橋社中のメンバーら=松江市西茶町、松江ニューアーバンホテル

 【松江】松江市内で活動する邦楽団体「清音会石橋社中」の弾き初め会が23日、市内のホテルであり、新春にちなんだ曲目を奏でるメンバーら25人の琴、三味線、尺八の優美な音色が響き渡った。

 山陰中央新報社文化センター松江教室「箏・三絃(三味線)講座」の講師を務める石橋清宗さんが主宰する社中の会員が、尺八奏者の賛助出演を得て、日頃磨いた腕前を発表。

 新春を感じさせる「富士」の全員合奏、演奏と歌で獅子がめでたく舞う様子を表現する「八千代獅子」など8曲で、力強く、繊細な音色を響かせた。

 琴と三味線の最初の免状を授与された会員2人の披露演奏もあり、このうち宍道高校2年の小吹想実(のぞみ)さん(17)は安定した琴の指さばきを披露。「あまり失敗せずに落ち着いてできた」とほほ笑んだ。 (片山大輔)