第69回全日本広告連盟(全広連)山陰大会が20日、「ヤオヨロズの英知でつくる広告新話~山の陰から創造の光を~」をテーマに、2日間の日程で開幕する。山陰では初めての開催。松江市殿町の島根県民会館を主会場に、広告業界や、新聞、テレビなどの媒体、スポンサー関係者が広告を通じた地域の未来について議論する。

 大会は、社会情勢を踏まえた広告の役割や地域貢献策を議論、発信することを目的に、全広連と大会組織委員会(会長・松尾倫男山陰中央新報社社長)が主催。20日は県民会館で式典があり、テノール歌手の錦織健氏(出雲市出身)によるオープニングアトラクションに続き、全広連日本宣伝賞や全広連鈴木三郎助地域キャンペーン大賞・同地域クリエイティブ大賞の贈賞を行う。

 パネルディスカッションでは「持続可能な地域社会のカタチ~いまこそ語りたい日本の『根本問題』~」と題し、藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員、デービッド・アトキンソン小西美術工藝社社長、樋口景一・電通グループ執行役員の3氏が討論する。

 また、鳥取市出身の漫画家・故谷口ジロー氏と組んで漫画「孤独のグルメ」を描いた久住昌之氏のトークショーなどがある。

 式典に先立ちある分科会では、食を通じた町おこしを実践する島根県邑南町商工観光課長の寺本英仁氏と、ぐるなびプロモーション事業部・食と観光企画部長の西原史郎氏(松江市出身)が語り合う。このほか事前収録した2分科会の内容も配信する。

 開催に当たり、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底。大会開催時点で緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の対象地域に指定された都道府県からの一般参加を控えてもらい、地元を含め全参加者、スタッフにPCR検査か抗原検査を義務付けて「陰性」結果を参加の条件とした。

 18日現在、現地参加が118人、全広連大会で初めてとなるオンライン参加が509人となっている。(部田寛孝)