新型コロナウイルスを巡る問題などで、島根県知事の丸山達也氏(52)の発言が度々インターネット上で賛否両論多数のコメントがつく〝バズり〟状態となっている。歯に衣(きぬ)着せぬ言葉で政府への批判や他自治体への問題提起を展開。ただ、全てを感情的にまくし立てているのではなく、県幹部らと議論して準備を進め意図的に強い言葉を選んでいる側面もある。 (白築昂)
「(混雑する)山手線をお年寄りは使うなと言っているようなものだ」。14日に県庁講堂であった定例記者会見で丸山氏は、電車内でマスク着用を求めるアナウンスが打ち切られたことについて考えを述べた。発言がネットニュースに取り上げられると、千件超のコメントが投稿。批判も入り交じり、混沌(こんとん)とした。
こうした状況は珍しくない。コロナ禍となって以降、丸山氏の発言はその「強さ」ゆえに...