2018年3月末のJR三江線の廃線から5年の節目を迎えた31日、島根県川本町川本の旧石見川本駅で最終列車を運転した元JR職員の那須野謙さん(69)=同県美郷町地頭所=のトークイベントがあった。那須野さんはラストランの秘話を披露し、町内外から集まった鉄道ファンらが聞き入った。
【特集】廃線前と現在の様子 写真で見るJR旧三江線 ~廃線が招いたもの 旧JR三江線の現在~
那須野さんは旧邑智高校(現島根中央高校)を卒業後、1972年に旧国鉄に就職。80年に念願の運転士になり、山陰線や三江線で列車を走らせた。
三江線沿線で生まれ育ち、最終列車の運転を志願した。ラストランでは午後7時8分に江津駅を出発し、浜原駅で営業運転を終えて折り返し、...












