出雲市内の会社員桑原慎太郎さん(28)が脳腫瘍を患ったのは2017年の秋、22歳の時だった。その後、孤立しがちな「AYA世代」(15~39歳)のがん患者同士が交流できるよう、患者会を設立するなど、自身の体験を生かして活動する。

 市内の高校を卒業して13年4月に就職。夜勤もある3交代勤務で、機械を操作して電子部品を作ったり...