【津和野】道の駅津和野温泉なごみの里(島根県津和野町鷲原)の近くを通る県道バイパスの斜面に、1万2千本のシバザクラの花で描かれた「つわの」の文字やコイなどの絵が城下町・津和野の新たな撮影スポットになっている。今月いっぱい楽しめる。
2018年8月の県道柿木津和野停車場線中座バイパス開通を受け、縦20メートル、横75メートルの斜面に地元住民団体「なごみの里芝桜満会」(徳本静夫会長、23人)が植栽した。
縦10メートル、横15メートルに植わる白い花に囲まれて赤く浮かぶ「つわの」の文字の両隣に津和野観光のシンボルのニシキゴイ2匹を配し、鷺舞や津和野城跡の石垣、鳥居なども描いた。
発起人の米沢〓(ウ冠に右)文さん(77)は「シバザクラの見頃は1カ月間ある。観光の目玉としてなごみの里周辺を生かすことを目的に活動を始めたので、多くの人に見ていただきたい」と呼びかけた。 (青木和憲)