関心のある記事をスクラップする参加者=浜田市金城町波佐、波佐まちづくりセンター
関心のある記事をスクラップする参加者=浜田市金城町波佐、波佐まちづくりセンター

 新聞に親しんでもらう「大人の新聞教室」が19日、浜田市金城町波佐の波佐まちづくりセンターであり、市民25人が記事を楽しく読むこつや、情報収集のヒントを得た。

 山陰中央新報社西部本社報道部の担当者が講師を務め、記事の書き出しとなるリード(前文)の役割や、結論から先に書く「逆三角形」の文章構成を解説。新聞の一覧性を生かし、興味のない分野の記事にもあえて目を通すことで知識や感性の幅が広がると指摘し、読むことを勧めた。

 参加者は限られた時間で効率的に読む方法を教わったほか、記事を切り抜いて貼るスクラップを体験した。教員の働き方改革に関する記事を切り取った金城町七条の岡本修治さん(84)は「新聞が毎日の楽しみ。読み方を心がけて記事を印象に残すようにしたい」と話した。

 波佐まちづくりセンターが企画し、住民や金城町内のまちづくりセンター職員らが参加した。(吉田雅史)