新人トレーナーをからかうシロイルカなどを描いた4コマ漫画のパネルを紹介する斎藤麻美さん=浜田市・江津市・しまね海洋館アクアス
新人トレーナーをからかうシロイルカなどを描いた4コマ漫画のパネルを紹介する斎藤麻美さん=浜田市・江津市・しまね海洋館アクアス

 【江津・浜田】浜田市・江津市のしまね海洋館アクアスで、4こま漫画「アクアス劇場」のパネル展が開かれている。飼育員と生き物の笑える日常を描いた22点が来館者を楽しませている。5月8日まで。

 アクアスは2004年から、年間パスポート会員向けに夏と冬の年2回、飼育する生き物を紹介する機関誌「神話の海から」を発行する。アクアス劇場は機関誌で13年に掲載を始め、22年夏号で20回を迎えた。職員1~2人が実話に基づき、色鉛筆やマーカーでかわいらしくシロイルカなどのキャラクターを描く。

 今回、展示用に新作2点を加えた。シロイルカが新人トレーナーの指示に従わず、勝手に逃げたり分からないふりをしたりしてからかう様子を「あせってる~♪」とせりふを付けて表現。高所にいるペンギンにふんをかけられても動じないジェンツーペンギンのそばで、ふんをかけられ顔面蒼白(そうはく)の飼育員の一幕もあり、ユーモアあふれる落ちや言葉選びが笑いを誘う。

 経営課企画広報係の斎藤麻美さん(25)は「漫画を通じて飼育員と生き物との思い出を知ってほしい」と話した。

 休館日は火曜(29日~5月8日は無休)。

   (宮廻裕樹)