【邑南】島根県邑南町布施の「山野草の楽園」で、多くの花が見頃を迎えた。白い袋状の花をつけるクマガイソウや赤褐色の珍しいサルメンエビネといった約200種類が自然林に咲き誇り、訪れた人を楽しませている。
住民が所有する約2ヘクタールの自然林を無料で開放している。花の中央が白く丸いユキモチソウ、紅紫色の花をつけるシコクカッコソウといった愛好家の関心を引く貴重な山野草が並ぶ。
「銭宝山野草の会」が維持、管理をし、森田仁政(ひとまさ)代表(82)は「大自然の中、きれいな山野草を間近で楽しんでほしい」と話した。見頃は早いものは25日ごろまでだがエビネ類など5月に見頃を迎えるものもあるという。
無料開放は5月末まで(午前9時~午後5時)。問い合わせは森田代表、電話090(3639)2279。
(吉野仁士)