バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックは、22、23の両日、京都ハンナリーズとアウェーで対戦し、1戦目は勝利したが、2戦目は82―87で競り負けた。スサマジは通算45勝11敗になり、琉球ゴールデンキングスと並んだが、直接対決の得失点差で琉球が西地区首位に立った。レギュラーシーズンは残り4試合。琉球も厳しい試合が残り、西地区の首位争いの行方はまだまだ分からない。京都戦を振り返り、レギュラーシーズン最後の天王山になる今週末のホーム、広島ドラゴンフライズ戦を展望する。
(本社ニュースセンターデスク・舟越幹洋)

京都は西地区8チーム中、7位だが、力があるチーム。今シーズンは中地区1位の川崎ブレイブサンダース、同2位の横浜ビー・コルセアーズ、西地区4位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズに勝ち、東地区1位の千葉ジェッツとは最後まで競り合い、2点差で敗れている。外国人、日本人ともに力のある選手がそろい、攻守ともに穴がない。上位チームも毎試合、苦戦している。
▽ファール誘い、相手の流れ止める
スサマジは今月8、9両日の広島戦から京都戦まで、16日間に8試合というハードなスケジュール。リバウンドとディフェンスで貢献してきた中心選手を1人欠き、京都戦は疲労がピークになっていた。
1戦目は試合開始から動きが重く、3点シュートが決まらない。前半は29―37とリードされ、嫌なムードだった。56―55の1点リードで最終クオーターへ。いい流れではあるが、どこかで突き放さないと、勝負の行方が分からなくなる展開だった。

第4クオーターの開始早々、京都のキープレーヤーのマシュー・ライトが4本目のファウルでベンチに下がる。フィリピン人選手で外国人選手2人と同時にプレーでき、...