全国で数少ない「なぞなぞ作家」として活動する島根県奥出雲町出身の高橋啓(け)恵(い)さん=東京都在住=が考えたなぞなぞが、子どもたちを中心に幅広い世代から人気を集めている。4月に出版した2冊のなぞなぞ本が全国の100円ショップに並ぶなど、活動の幅が広がっている。(白築昂)
「土の上で芽、水、種が勝負しました。勝ったのは?」
「答えは芽。水と種はまける(負ける)から」
ひねりを効かせたなぞなぞを生み出すときに意識するのは「答えと照らし合わせた時、すとんとふに落ち、子どもから大人まで楽しめるかどうか」という。
大創出版(東京)から出した「チャレンジ!なぞなぞ」と「だいすき!なぞなぞ」はいずれもB6判、79ページ。100円ショップのダイソーで購入できる。
なぞなぞ作りは、高校卒業後に上京しバスガイドになってから始めた。観光案内ばかりでは飽きてしまう子どもの関心を引きつけようと、水族館や動物園などの行き先にちなんだなぞなぞを合間に挟んだ。当初は市販本から題材を探したが「自分で作った方がいい」と、こつこつノートに書き留めた。
ガイドを退職後も趣味で作り続けていたが、友人の勧めもあり出版社への持ち込みを決意。新たに1028問を用意して複数の社へ出版を打診し、2018年7月にデビューした。
これまでに手掛けたなぞなぞ本の対象は、幼稚園児から小学生が多い。「ひねりすぎると難しくなり過ぎてしまう」と気を使いつつ、同じパターンに陥らないよう注意を払う。
数え切れないほどなぞなぞを生み出してきたが「自分がおもしろいと思ったものができ、どこかで誰かが解いている姿を想像するとうれしくなる」という気持ちが創作の原動力という。













