【大田】大田市内で年間約3トン生産されるカモミールの認知度アップを目指し、見頃を迎えた白い花を楽しむ「カモミール祭り」が2日、同市波根町の旭養鶏舎周辺であった。花の中のバージンロードを歩く結婚披露宴や、原料とした化粧品などの販売があり、住民らでにぎわった。

 カモミールは化粧品やハーブティーの原料として需要が高まっている上、鳥獣害を受けにくい。市内では2022年5月、島根県内初の生産組合ができ、エゴマの裏作として栽培に力が入っている。

 初企画のカモミール祭りで、竹下正幸組合長は、農家の所得向上や農地の荒廃防止により「地域活性化に役立てたい」とあいさつ。

 初夏の日差しを浴びて花々が小さな白い光の玉のように揺れる中、出雲市の...