【出雲】珍しい白色のアメフラシが出雲市園町の宍道湖自然館ゴビウスに展示され、来館者の目を引いている。
アメフラシは巻き貝の仲間で、茶褐色に白っぽい不規則な模様があり、刺激を与えると紫色の汁を出す。春から夏にかけて潮だまりなどでよく見られる。
白色は14日に同館職員が市内の漁港で2匹いるのを見つけた。いずれも体長約20センチで、茶褐色の模様が所々にある。
水槽では違いが分かるように、白色2匹と茶褐色の1匹を展示。来館者は珍しそうに、水槽内をゆっくりはう姿を観賞していた。
同館によると、白色になった理由は分からないといい、過去には島根県外の水族館で展示された例もあるという。飼育展示係の佐々木興係長は「この機会にじっくりと見てほしい」と呼び掛けた。 (月森かな子)