バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)は、いよいよ12日からチャンピオンシップ(CS)に突入する。西地区2位の島根スサノオマジックは東地区2位のアルバルク東京と対戦する。奇しくも昨年と同じ対戦カードになった。スサマジのCSはどうなるのか、占ってみた。
(本社ニュースセンターデスク・舟越幹洋)
最終戦「いい流れ」で連勝のスサマジ どうなるCS、 相手はA東京 <上>

▽スサマジのチーム力高まる
スサマジは昨シーズン、CS初出場で初戦を突破し、ベスト4に入った。準決勝で琉球ゴールデンキングスと対戦し、相手ホームで完全アウエーの雰囲気の中、勝利まであと一歩の所まで追い詰めたが、連敗し敗退した。今シーズンはその琉球と西地区1位を最後まで争い、琉球のブースターに「今年は島根に勝てないかも」とまで言わせるほど、チーム力が上がった。

CSにはB1の3地区24チームから上位の8チームが出場する。今シーズンは出場チームの中で飛び抜けた力のあるチームはなく、どこが優勝するか正直、分からない。強いてあげるなら、東地区1位の千葉ジェッツ、西地区1位の琉球ゴールデンキングス、同2位のスサマジが優勝候補だ。
スサマジは昨シーズン、CS初出場の新顔だったが、今回は堂々の優勝候補に挙げられるチームになった。レギュラーシーズンを1試合、1試合、丁寧に戦いながら、チーム力を高めてきた結果だ。
レギュラーシーズンでスサマジが琉球を下し、A東京に連勝した試合を見たバスケット関係者は「島根は強い」とあらためて認識していた。
▽CSはガチンコ対決
バスケットボールは得点が少ない野球やサッカーと違って、先制点の意味があまりなく、...