島根県内の企業や事業所の「健康経営」の普及、促進を目指す「ヘルス・マネジメント認定制度」で積極的に従業員の健康づくりを支援する26団体が15日、県などから表彰された。丸山達也知事から表彰状が贈られ、事業や活動の生産性向上につながる取り組みの推進に意を新たにした。
制度は県が2016年度に全国健康保険協会島根支部、山陰中央新報社と共にスタートし、現在170団体を認定。このうち26団体は健康診断の受診、運動の推進、メンタルヘルス対策など22項目の認定基準を5年連続で満たすなど、働き世代の健康を支えてきた。
出雲市の建設コンサルタント「イズテック」は、社内のウオーキングイベントを開き、禁煙治療費を補助。小村晃一社長は「健康経営で仕事が効率的になった。禁煙率の向上と心のケアの充実をしたい」と話した。
丸山知事は「受賞企業はリーディングカンパニーとして、健康経営拡大の手本となってほしい」と激励した。 (黒崎真依)
表彰された26団体は次の通り。
長岡塗装店(松江市)エム・コーテック(同)テクノプロジェクト(同)島根県環境保健公社(同)山興緑化(美郷町)バイタルリード(出雲市)イズテック(同)島根県農業協同組合くにびき地区本部(松江市)山陰中央新報社(同)つわの福祉会(津和野町)真幸土木(松江市)木村工務所(同)大屋ハイテック(邑南町)しまね海洋館(浜田市)島根ライトコン工業(出雲市)昭和セメント工業(同)石見交通大田営業所(大田市)内藤鉄工(出雲市)松江土建(松江市)島根電工(同)平井建設(安来市)太陽電機製作所(松江市)さんびる(同)大島工務所(安来市)まるなか建設(松江市)山本組(浜田市)