島根県の丸山達也知事が25日の定例会見で、県内で実施した東京五輪聖火リレーを振り返り「ランナーに走れるかどうか不安を持たせたことを反省しつつ、滞りなく実行でき、ほっとしている」と述べた。
県内の聖火リレーは15、16の両日に実施した。丸山知事は新型コロナウイルス対策として経済支援の格差是正を国に求め、一時リレーの中止検討を表明。その後、同様の趣旨で34道県の知事などが要請し支援につながったことに触れ「いろいろお騒がせしたが、騒いだことである程度の成果は他県の知事の協力があってできた」とした。
5月末まで9都道府県で出ている緊急事態宣言について、延長の見方が強まっていることに対しては理解を示し、宣言の解除時期は、反対の世論が高まる東京五輪の開催と関連付けない形を求めた上で「設定した理由を積極的に説明する必要がある」とした。
(原田准吏)