国の特別天然記念物・コウノトリ2羽が31日、松江市内の水田で確認された。兵庫県立コウノトリの郷公園(兵庫県豊岡市)によると2羽の足環(あしわ)から兵庫県豊岡市で2020年に生まれた雄と鳥取市で21年に生まれた雌と確認した。
29日夕、コウノトリ1羽が飛来しているのを近所の人が見つけ、31日夕には2羽がくちばしで餌をついばむ様子が見られた。カエルや昆虫など水辺の生き物を食べているという。
コウノトリの郷公園によると、2羽で連れ添って行動しているという。雄は3月から雲南市や安来市で目撃情報があり、今回で5回目の飛来報告となった。
コウノトリの郷公園の職員、西田和佳奈さんは「150メートルくらい離れ、驚かさないように静かに見てほしい」と話した。(井上雅子)













