【米子】米子市両三柳、陸上自衛隊米子駐屯地の第8普通科連隊がこのほど、レンジャー養成訓練を隊員の家族や報道陣に公開した。レンジャー資格の取得を目指す隊員9人が、合計約30キログラムの荷物や装具を身に着け、地上から15メートルの高さのヘリコプターからロープを使って降下した。
訓練に参加した9人は過半数が山陰地方出身者で、21歳から32歳の隊員。養成訓練は4月10日に始まり、7月3日に修了する。夜間に上空から降下する訓練や船を使って目的地に上陸する訓練などをする予定。
家族4人で息子の訓練の見学をした松江市西尾町の佐和修さん(71)は「自衛隊が命や財産を守ってくれるのは毎日の訓練のおかげ。ねぎらいたい気持ち」と話した。
(中村和磨)