重度障害者向けの支援機器を研究する島根大総合理工学部の伊藤史人助教(48)は、2017年秋にステージ(病期)4の肺がんを患った。がん患者になったことで、ずっと得ることができなかった「当事者の視点」がもたらされたと捉え、ライフワークの重度障害者・難病患者支援を見直す大きな契機に...