バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックの新シーズンの陣容が決まった。主力メンバーと監督が継続し、新外国人選手と新戦力の3人を補強した。得点王とベスト5に輝いたペリン・ビュフォード、3点シュート成功率1位のニック・ケイ、日本代表候補の安藤誓哉というBリーグを代表する選手を柱にしたチームのスタイルは継続され、よりパワフルで強いチームになりそうだ。「新スサマジ」の戦力と新シーズンを展望した。
 (本社ニュースセンター・デスク 舟越幹洋)
 

来季もスサマジでプレーする安藤誓哉

 週末のゲームがなくなり、寂しく思っているファンは多いのではないか。B1各チームの選手の契約交渉が進み、新シーズンの顔ぶれが決まってきた。「島根スサノオマジックは強いのか?」。ファンの誰もが思っているはず。その答えはずばり「ものすごく強い」だ。

 ▽▽「新シーズン もう一度勝負!」

 主力メンバーが契約を継続し、ポール・ヘナレ監督も引き続き指揮をとる。監督はチームの柱の選手たちとの信頼関係があって、さらに成績を残さなくては継続できない。「勝つ戦略を示し、結果を出す」のがプロの指導者だ。主力選手の多くと監督が契約を継続したのは、チームとして「新シーズンで勝負する」という気持ちが一致したからだろう。

ポール・ヘナレ監督

 外国人選手のビュフォードとケイはよく残留したなと思った。ビュフォードの得点力は誰が見ても明らかで、ケイはB1のどのチームにとってもほしい選手。ディフェンスがうまく、オフェンスではゴール下近くのインサイドも3点シュートも得意。さらに走れる。ビュフォード、ケイともに多くのチームから...