【安来】国画会会友、島根洋画会会員の洋画家・山﨑一枝さん(91)=安来市広瀬町祖父谷=の絵画教室作品展が6日、安来市安来町の和鋼博物館で始まった=写真。布を貼り質感にこだわった抽象画など趣向を凝らした力作が来場者を楽しませている。11日まで。
山﨑さんは学校教員を退職後、本格的に絵画に取り組み、自宅で教室も開く。第13回の作品展は山﨑さんと教室生9人の油彩画やアクリル画計35点を並べた。
山﨑さんの大作「わたしはわたし1」は青色を基調に海底のような雰囲気の抽象画。布を貼り付けたり、割り箸でひっかいて模様を付けたりした工夫が面白い。生徒の作品では、花模様の鳥を描いた「或(あ)る日」(岩田賀代子さん)が輪郭線を太くして版画のような雰囲気があり目を引く。
山﨑さんは抽象画の魅力について「その時その時の自分の思いが表現できる」と話した。
午前10時~午後5時(11日は午後4時まで)。入場無料。(桝井映志)