風のメロディーを表現した作品を紹介する瀧川純一さん=益田市あけぼの東町、ちいさなぎゃらりー・うつわ
風のメロディーを表現した作品を紹介する瀧川純一さん=益田市あけぼの東町、ちいさなぎゃらりー・うつわ

 【益田】絵画や流木アートの創作を手掛ける益田市赤城町の元小学校教員瀧川純一さん(72)の絵画展「わが まま個展 色の旋律」が1日、同市あけぼの東町のちいさなぎゃらりー・うつわで始まった。30日まで。入場無料。

 2年以内に描いたパステル画の近作24点を展示。煙突と街並みの夕景にピアノの鍵盤を重ね、風のメロディーを表現した作品や、日本海の荒波と益田市沖に浮かぶ高島を描いた作品が目を引く。「具象をどれだけ抽象化できるかが自身のテーマ」と語る。

 退職後も含めて46年間、サッカーの指導に明け暮れ、古希を機に創作活動に没頭する。個展名の「わが まま」には、私は私なりに、ありのままに描いているとの思いを込めた。

 「色で音をつくっていきたい。展示作品から、メロディーが聞こえてくるようだと感じていただければうれしい」と話している。

 午前9時半~午後4時半。6日と16日は休み。            (中山竜一)