機材を運ぶ安来高校バスケットボール部員=安来市広瀬町富田、月山富田城跡
機材を運ぶ安来高校バスケットボール部員=安来市広瀬町富田、月山富田城跡
ライトアップされた三ノ丸の石垣=安来市広瀬町富田、月山富田城跡
ライトアップされた三ノ丸の石垣=安来市広瀬町富田、月山富田城跡
機材を運ぶ安来高校バスケットボール部員=安来市広瀬町富田、月山富田城跡
ライトアップされた三ノ丸の石垣=安来市広瀬町富田、月山富田城跡

 安来市広瀬町富田の国史跡・月山富田城跡のライトアップが31日始まった。市商工会が昨年秋に続いて企画。ライトを3倍以上の33基に増やし、山頂の三ノ丸の石垣が浮かび上がった。期間も大幅に延長し、11月24日まで毎日、日没後から午後10時ごろまで照らす。

 富田城跡は年間2万人が訪れる名所。夜の見どころを作って観光客の滞在時間を長くしようとライトアップを思い立ち、昨年は9月下旬から10月中旬にかけて10基で照らした。

 今回のライト増設に当たり、専門家の調査を踏まえ、野鳥などに悪影響がないことを確認。機材の運搬は安来高校バスケットボール部に協力を頼み、31日は部員10人が商工会役員ら4人とともに中腹の山中御殿平から山頂部の三ノ丸まで運んだ。ライトは太陽電池式の発光ダイオード(LED)照明で、暗さを検知して点灯する。

 商工会地域振興委員会の荒銀純治委員長は「夜に城跡を見に来る人が増えるといい。地元の人も元気が出ると思う」と話した。

 (桝井映志)