開催が迫る松江水郷祭の水上花火大会の有料観覧席を巡り松江市の上定昭仁市長が2日、7月末でチケットの約半数が売れ残っていると明らかにし、当日券販売を含めPRを続ける一方、指定席の設定方法の見直しなど改善点の洗い出しが必要との認識を示した。
大会は松江水郷祭推進会議が主催し5、6の両日に松江市の宍道湖岸である。各日1万3千席(計2万6千席)の有料観覧席を用意するが、上定市長は2日の定例会見で売れ行きが半数程度にとどまっていると説明。特に指定されたエリア内で自由に座る「ブロック席」が伸び悩んでいるとみて、「エリアの中で融通が利くより、固定席にした方が良かったのではないかという思いはある」と述べた。
その上で、有料観覧席に座った市民が対象のアンケートも踏まえ、来年以降のあり方を検討する必要性を認め、「反省すべきところと評価できるところを認識し、推進会議を通じて来年以降につなげる」とした。
(佐々木一全)