山陰両県は6日も高気圧に覆われ、晴れて気温が上がり、鳥取の最高気温が38・6度で、全国の観測点で2番目の高さになった。両県の消防によると17人が熱中症、またはその疑いで搬送された。

 松江、鳥取地方気象台によると、主な地点の最高気温は津和野(島根県津和野町)37・7度▽出雲37・3度▽境(境港市)、米子37・1度▽松江、斐川(出雲市)、智頭(鳥取県智頭町)36・9度-など。両県29観測点のうち、鳥取を含む18点で35度以上の猛暑日となったほか、6地点で今年の最高気温を更新した。

 両県の消防によると6日午後5時までに、17人が熱中症、またはその疑いで搬送された。いずれも搬送時に意識があり、重症者はいなかった。

 気象台によると、7日は台風6号の影響などで湿った空気が流れ込むため、山陰両県はおおむね曇り、山間部を中心に一部で雨が降る見込み。最高気温は鳥取34度、松江32度など。

 (広木優弥、小引久実)